ワーキングメモリー

【ワーキングメモリ 】=【更新】
                                       (updating)
思考と行動の制御に関わる
【実行機能】の一つである。
         ↓
【実行機能】
思考と行動の制御を行う過程。
前頭葉の働きと関連

 『短い時間に心の中で情報を保持し,忘れない』
【言語的短期記憶 (音韻ループ)】
言音声で表現される情報 (数,単語,文章など) を保持。

【視空間的短期記憶 (視空間スケッチパッド)】
視空間情報 (イメージ,絵,位置情報など)を保持

・物事を同時に処理する能力

・会話、読み書き,計算などの,日常生活や学習を支える重要な能力


【中央実行系】
注意の制御や,処理資源の配分といった高次の認知活動を司ります

【】3つのコンポーネントから構成されるシステム。

【言語的短期記憶】
               +
   【中央実行系】
               ↓
【言語性ワーキングメモリ 】



【視空間的短期記憶】
               +
    【中央実行系】
               ↓
【視空間性ワーキングメモリ】




実行機能には,
【抑制(inhibition)】
【更新(ワーキングメモリー)】
【シフト(shifting)】
の三つの働きがあるとされていますが中でも,

【更新(updating)】の働きがワーキングメモリーである

これら3つの働きの中で,
更新(ワーキングメモリー)
知能
(流動性知能・結晶性知能)
【流動性知能】
正式には流動性一般能力と呼び、【動作性】の知能と捉える。
新しい場面に適応する能力。
日常の慣などの結晶性知能のような以前の経験から新しい場面に推論、応することもできる。
【具体的例】
推論する力、思考力、暗記力、計算力、 集中力。

初めての新しい場面に遭遇した際、
「どのように行動すればよいか」
「どう対処すればよいか」

【流動性知能を活かす】
独創的なアイディアなどが生まれる可能性もあるため、

【 問題解決能力】
ともいえるだろう。

【身近な内容】
主に学生時代に学習する内容
高校や大学受験などテクニックに使われる能力が挙げられる。

流動性知能は【新しいことを知能として定着させる】=【覚える】
ため、加齢による低下がみられることが特徴である。

【この知能のピークは25歳
65歳前後で低下がみられる】

【ワーキングメモリ】
国語,算数(数学),理科などの学習と密接に関連していること

【発達障害のある子どもの多くがワーキングメモリに問題を抱えている】


【結晶性知能】
正式には結晶性一般能力と呼び、
『言語性の知能』と捉えることができる。

【過去の経験が土台になる専門的、個人的な能力】
ことわざ「三つ子の魂百までも」
というような概念にあたる。

 免許、学位などの専門的な知識、料理などの日常習慣、長年にわたる趣味の手順、方法なども結晶性知能にあたる。

【過去に得た経験が知能の土台】
であるため、加齢による低下が少ない。
【認知症の患者でも】結晶性知能が保たれていることが多い。



☆さいごに

このように、2つの知能を厳密に完全に分けることは難しい。 2つの知能を活用することが、問題や課題に取り組む、解決する手助けとなる。 また、2つの知能共に、加齢とともにまったくなくなってしまうというわけでなく、訓練をすれば向上する。
【三つ子の魂百まで!の意味】
三つ子の魂百までとは、幼い頃(三才頃)までに形成されたの性格や性質は、大人になっても(百歳までも)変わらない。

【三つ子】・・・三才の子供、幼い子供のことを表現している言葉。
【魂】この魂の中には心や知恵という意味が含まれています。

【百】大人になっても続いていくことを表現している言葉です。

これを要約、三才頃までに形成された性格、性質は百才になっても変わらない。


ADHD闘病記 前頭葉から人生を取り戻せっ!!

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